REDMAGIC 10S Proのフレーム補間およびアップスケーリングの利用方法について、ゼンレスゾーンゼロを対象に解説します。

フレーム補間とアップスケーリングについて
フレーム補間とアップスケーリングはREDMAGIC 10S Proで使用できるゲーム拡張機能です。それぞれ以下の効果があります。
機能 | 詳細 |
フレーム補間 | 既存のフレーム(静止画)の間に 新しいフレームを生成して、 動きのコマ数を増やす ⇒フレームレートが向上して、 動きがより滑らかになる |
アップスケーリング | 画面の解像度を上げつつ、 ぼやけやノイズを低減する ⇒より画像が美麗になる |
フレーム補間機能およびアップスケーリング機能は、ゲームアシストツールで設定できます。
ゲーム側が対応していないと、フレーム補間とアップスケーリングは利用できません。
ゲームによって、どちらも対応していない場合もあれば、フレーム補間だけ対応している場合もあります。
ゼンレスゾーンゼロは、フレーム補間とアップスケーリングの両方が利用可能です。
フレーム補間やアップスケーリングを利用する
ゼンレスゾーンゼロにてフレーム補間を利用する手順を解説します。
同じ手順で、アップスケーリングも利用可能です。
オプション設定でフレームレートを60にする
REDMAGIC 10S Proに限らず、スマートフォンではゼンレスゾーンゼロのフレームレートが30をデフォルトとして設定されています。
そのため、まずはゼンレスゾーンゼロのオプション設定から、フレームレートを60にします。
ゲーム中、画面左上のメインメニューアイコンをタップします。

画面下にある「オプション」アイコンをタップします。

「画面タブ」の「フレームレート」の数値部分(30)をタップします。

60に切り替えてください。

デバイスへの負荷が増えるとの警告が出ます。OKをタップします。

フレームレートの箇所が60に切り替わったのを確認して、左上のリターンアイコンをタップしてオプション画面を抜けます。

これでフレームレートが60になります。
フレーム補間ONでフレームレート120にする
次にREDMAGIC 10S Proのフレーム補間を利用して、フレームレートを120にします。
ゲームアシストツールを起動します。画面の側面の上部を、画面外から画面内に向けて、2回スワイプします。操作位置は下記画像で確認ください。

左側のパネルにある「優れた画質」をタップします。

「グラフィックを向上させるため、ハイパフォーマンスモードに切り替えます」という旨の警告が表示されます。「有効化」をタップしてください。

画質設定の変更画面が出ます。上段がアップスケーリング設定、下段がフレーム補間設定になります。

ゼンレスゾーンゼロはアップスケーリングとフレーム補間の両方に対応しています。しかも、アップスケーリングは「高い(High)」と「極めて高い(Ultra High)」の2段階あります。
ここではフレームレートを120にしたいので、「高いフレームレート」をタップします。

「高いフレームレート」にチェックが入ったことを確認します。画面右上の×をタップしてください。

フレームレートはゲームアシストツール右にある「パフォーマンス」パネルをタップすると表示できます。パフォーマンス表示はゲーム中にタップしながらスライドすることで、表示位置を変更できます。



ゲームアシストツールのパネルが赤色になったのは、フレーム補間やアップスケーリングを利用するために、ビヨンドモード(ハイパフォーマンスモード)に切り替わったためです。
ゲーム画面に戻ると、フレーム補間によりフレームレートが120になっていることを確認できます。

フレームレートを60にする場合でも警告が出ましたが、フレーム補間を使うと更に電力消費は激しくなります。
発熱量も上昇するので、空冷ファンの回転数・回転音も大きくなります。
また、アップスケーリングも併用できますが、より負荷がかかります。
長時間の利用となると、空冷ファンでも冷却が追い付かなくなりそうです。ハイパフォーマンスのまま遊び続けるには、外付けクーラーが必須だと思います。
フレーム補間やアップスケーリングを解除したいとき
基本的に逆の手順で操作すると良いのですが、ビヨンドモード(ハイパフォーマンスモード)を解除する操作が加わります。
ここでは、先ほど利用したフレーム補間をOFFにする手順を解説します。
フレーム補間をOFFにする
画面側面の上部を2回スワイプして、ゲームアシストツールを呼び出します。

フレーム補間の利用により、ビヨンドモード(ハイパフォーマンスモード)になっているため、パネル色が赤くなっています。左側「優れた画質」のパネル右上にある「≡」をタップします。

「優れた画質」メニューが表示されます。フレームレート欄の「オリジナル」をタップします。

フレームレートが「オリジナル」になったことを確認します。右上の×をタップします。

ゲーム画面に戻ると、フレームレートが60になります。

ライズモード(標準モード)に戻す
ビヨンドモード(ハイパフォーマンスモード)を解除して、ライズモード(標準モード)に戻します。
ゲームアシストツールを呼び出した後、「ビヨンド」の文字をタップします。


3つのメニューが出てきます。「ライズ」をタップします。

パネル色がオレンジになり、ライズモード(標準モード)に戻ります。

モード名称と状態は以下の通りです。ライズが標準モードになっています。
表示 | 色 | 状態 |
バランス | 緑 | バランスモード |
ライズ | オレンジ | 標準モード |
ビヨンド | 赤 | ハイパフォーマンスモード |
フレームレートを30に戻す
スマートフォンではゼンレスゾーンゼロの標準フレームレートが30になっているため、フレームレートを30に戻します。ゲーム画面左上のメインメニューアイコンをタップします。

「オプション」アイコンをタップします。

「画面」タブの「フレームレート」から、「60」をタップして「30」に変更します。

フレームレートを「30」に変更出来たら、画面左上のリターンパネルをタップします。

ゲーム画面に戻ります。フレームレートが30に収束します。

これで、初めの状態に戻ります。
本記事は以上です。
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