auにおける「家族割」と「家族割プラス」の違いについてです。
手続きのコツについても書いています。
「家族割」と「家族割プラス」の違い
2つのサービスの違いをザックリ書くと、以下のようになります。
家族割:
加入した家族間の通話料・SMS送信料が無料になる(家族間かけ放題)。
家族割プラス:
加入した家族の人数に応じて、スマホ料金の割引が受けられる。
申込みは別々に必要
異なるサービスなので、申込みは別々に必要です。
「家族割」を申し込むと、「家族割」のグループとして、メンバー登録されます。「家族割」グループ間のメンバーで「家族割」のサービスが適用されます。
「家族割プラス」も「家族割プラス」のグループとして、メンバー登録されます。「家族割プラス」グループ間のメンバーで「家族割プラス」のサービスが適用されます。
つまり、2つのグループは別々に管理されます。
申込みの条件を満たすなら、両方とも申し込んでおきましょう。
家族割
加入すれば、家族間の通話が無料になります!(プランによっては「2年契約」等への加入が必要です)
また、家族間でのSMS(いわゆるCメール)送信料も無料になります。
家族でauを使っているなら、必ず申し込んでおきましょう!
家族割の適用条件
家族であることが証明できれば申込めます。
「本人確認書類」や「家族関係証明書」が必要になります(詳しくは後述)。
適用条件として下記の詳細があります。
- 契約名義が同一名義または家族の名義である(法人を除く)
- 契約回線数は、2回線以上10回線まで。
- 1つのau番号が、複数の「家族割」グループに重複して申込むことはできない。
- 1つのau電話番号で、複数の「家族割」グループに重複して申込むことはできない。
家族割の申込み方法
3つの方法があります。
- My au(オンライン)で手続き
- auサポートに電話して手続き
- 店頭(auショップなど)で手続き
My au(オンライン)からの申込みは、必ず郵送での手続きが必要になります。オンラインの利点がほとんどないので、オススメできません。
家族が「同一姓かつ同一住所」の場合
申込者と家族が「同一姓かつ同一住所」の場合、auサポートに電話して申し込むのが一番早いです。
筆者も過去に、auサポートへ電話して手続きしてもらったことがあります。auオンラインショップにて2台目の電話を契約したので、家族割に申し込みました。auまで足を運ばなくて良いので楽です。
家族が「同一姓かつ同一住所」でない場合
「同一姓かつ同一住所」でない場合、申し込むための条件が複雑になります。店頭(auショップなど)での申し込みがほぼ必須になります。
家族割の申込みに必要な書類
回線の契約状態により、必要な書類が変わります。
契約名義が同一名義:
契約者の本人確認書類(原本)
契約名義が本人、「同一住所に住んでいて」かつ「同一姓」:
本人確認書類(原本)
契約名義が本人、「同一住所に住んでいない」または「同一姓でない」:
本人確認書類(原本)+家族関係証明書
書類の種類
本人確認書類:
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など
家族関係証明書:
ケースに応じて必要な公的書類は異なるので確認が必要。ケースに応じて書類を用意するのが通常だが、最強なのは「戸籍謄本」(苗字が違っても、同一住所でなくても、家族であることが一発で証明できる)。
家族割プラス
2019年10月1日から始まった割引サービスです。「家族割」とは異なります。
「家族割プラス」に加入する家族の数に応じて、auスマホプランの料金が割引されます。
割引金額は「契約プラン」と「家族割プラスの加入人数」に応じて、税込550円/月~税込2,222円/月の範囲で変動します。
例えば、家族3人が「家族割プラス」に加入すれば、スマホを使っている人は、1人あたり税込1,100円/月の割引を受けられます。
家族割プラスの適用条件
「対象の料金プラン」に加入している家族であること、が条件となります(2022年1月1日時点)。
本来は下記の両条件を満たす必要があります。
- 同一住所に住んでいる家族であること
- 「対象の料金プラン」に加入していること
しかし、2022年1月現在はauのキャンペーンにより、auショップなど店頭での申込みに限り、1.の「同一住所」という条件が免除されています(キャンペーンの終了日は未定)。
そのため、実質は「対象の料金プラン」に加入している家族であれば、申込めるようになっています。
家族割プラス:その他の注意点
料金割引を受けられない通信プランがある
以下のプランは「家族割プラス」に加入することができますが、料金割引を受けることはできません(2022年1月1日時点:受付中のもの)。
スマホ
- ピタットプラン 5G(s)
- スマホスタートプラン(フラット)5G
- ピタットプラン 4G LTE(s)
- スマホスタートプラン(フラット)4G
ケータイ
- VKプランS(N)
- VKプランM(N)
- VKプランE(N)
- ケータイシンプルプラン
- ケータイカケホプラン
しかし、「家族割プラス」のカウント対象になるので、家族で(上記以外の)スマホプランを契約している人は、「家族割プラス」の料金割引を受けられます。
例えば、下記のような家族3人とプランで「家族割プラス」に加入したとします。
契約者 | プラン | 家族割プラス 割引額 |
父 | 使い放題MAX 5G | -1,100円(税込)/月 |
母 | ケータイシンプルプラン | なし |
子 | ケータイシンプルプラン | なし |
3人とも「家族割プラス」としてカウントされるため、使い放題MAX 5Gを契約している父は、毎月1,100円(税込)の割引を受けられます。
古くなった契約プランは、家族割プラスの新規受付を終了することも
月日が経過して、古くなった契約プランでは、「家族割プラス」の新規受付を終了する場合があります。
契約プランが「家族割プラス」対象なら、受け付けが終了する前に加入しておくのがオススメです。将来、家族の誰かが新たにauスマホを使う場合、家族割プラスの恩恵を受けることができます。
また、機種変更などで契約プランを変更した場合は、「家族割プラス」に加入できるか確認しておきましょう。
キャンペーンが終了すると、同一住所でない家族は申込めなくなる
現状はキャンペーンにより、店頭での申込みに限り「同一住所」である条件が免除されています。
キャンペーン期間は未定ですが、キャンペーンが終了すれば「同一住所」の家族でなければ加入できなくなります。
家族割プラスの条件を満たし、料金割引の対象になるなら、今のうちに加入しておく方が良いです。
家族割プラスの申込み方法
家族割プラスも申込み方法は3つあります。
- My au(オンライン)で手続き
- auサポートに電話して手続き
- 店頭(auショップなど)で手続き
My au(オンライン)での申し込みは、下記2つの理由のため非推奨です。
- 「自分が、どの電話番号グループに属するか」がユーザー側からは見えないこともあり、申請内容を正しく入力するのが非常に難しい。
- 家族が「同一姓かつ同一住所」でない場合、申請しても受け付けてもらえない。
家族が「同一姓かつ同一住所」の場合
auサポートへ電話して手続きするのが一番確実です。
自分や家族の本人確認書類を提出する必要がありません。店頭よりもスムーズに進みます。
実際に筆者が「家族割プラス」を申し込んだ経験談を書きます。
自分を含めた家族3人に「家族割プラス」を適用すべく申込みを行いました。
auサポートへの電話は、自分が契約しているau電話でかけましょう。通話料が無料になります。
本人の確認は、「電話番号」と「回線の暗証番号」で行われます。「回線の暗証番号」については、オペレーターからの案内の後に、電話の番号ボタンで入力します。
家族分の手続きも、代理で申請ができます。本人確認については、以下の順番で質問されました。
- その家族から依頼されたのか
- その家族が契約している回線の暗証番号
- その家族の生年月日
1.は肯定しましょう。「その家族から手続きを頼まれた」という旨を答えればOKです。
2.は「わからない」と答えて構いません(暗証番号がわかるなら、そう答えて構いません。その時点で受け付けて貰えると思います)。
3.の「家族の生年月日」を正しく答えましょう。筆者はこれで受け付けてもらえました(サポートの担当者により違いはあるかもしれません)。
家族が「同一姓かつ同一住所」でない場合
家族が「同一姓かつ同一住所」でなければ、auショップでの手続きが必須になります。
家族関係証明書も必要です。必要な家族関係証明書は、「家族割」の場合と同様です。
出典
au家族割
https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/kazoku-wari/
au家族割プラス
https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/kazoku-wari-plus/
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