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Android スマートフォン Black Shark 4 – ZenFoneからの乗り換えもオススメ!Snapdragon870搭載のトリガーボタン付きゲーミングスマホ

今更ですがZenFone4から乗り換えました。

Zenfone8系列はramdumpが未解決なので、「乗り換え先がない」というZenFoneユーザーの方。候補としていかがでしょうか。

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メリットとデメリット

メリット(長所)

  • Snapdragon870搭載
  • バッテリー持ちが良い
  • DSDVで4大キャリア対応
  • 最大120W高速充電対応(付属品は67W)
  • リフレッシュレート最大144Hz
  • タッチサンプリングレート最大720Hz
  • トリガーボタン搭載
  • 追加設定が豊富でZenFoneからの乗り換えでも困らない

デメリット(短所)

  • カメラの画素数はアスペクト比ごとに固定されている
  • widevineはL3
  • ATOKは非搭載
  • microSD非対応

スペック

  • OS:JOY UI 12.5
  • CPU:Snapdragon870
  • RAM:8GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:6.67インチAMOLED(2,400×1,080)最大144Hz
  • アウトカメラ:48MP+8MP+5MP
  • インカメラ:20MP
  • センサー:重力センサー、環境光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、コンパス、側面指紋センサー
  • SIMスロット:nano/nano
  • 重量210g

開封

Black Shark 4の箱です。開封済みシールはありません。ビニールでシュリンクパックされて密封されています。

フタを開けると、サメのイラストが描かれた紙箱が姿を現します。

紙箱の下には、ステッカーとスマホ本体があります。紙箱がスマホ画面を保護する形で梱包されていて安心です。

スマホの下には、67W対応急速充電器と専用ケーブルが入っています。

紙箱の中身はハードケースとSIMピン、保証書や説明書が入っています。

スマホの実重量は218グラムでした。ZenFone4やZenFone5Zと比べると、だいぶ重いです。

ディスプレイは6.67インチの有機ELです。保護フィルムが初めから貼られています。インカメラはパンチホール式です。

右側面は中央に電源ボタン、左右にLRボタンがあります。

電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねています。認証速度は使用中のZenFone4やZenFone5Zよりも早くてビックリしました。

画面埋め込み式の指紋センサーは、指紋をなかなか読み取ってくれないというネガティブな話をよく聞きますので、筆者は電源ボタン認証を重視していました。

左側面は中央に音量ボタン、上部にSIMスロットがあります。

上部側面はスピーカーがあります。

下部側面は左からマイク穴、イヤホンジャック、USBポート、スピーカーと並んでいます。

背面素材はガラスです。光が反射してXの模様になるのがかっこいいです。

アウトカメラは3眼です。ボディ外部は断面がカーブしていて、それなりに厚みがあります。

特徴あれこれ

Snapdragon870搭載

筆者の場合、これが目的で購入しました!

Black Shark 4はCPUにSnapdragon870を搭載しています。AnTuTuベンチマークでの総合スコアは約600,000点、GPUスコアは約245,000点です。

日本で多く流通しているSnapdragon888やSnapdragon8Gen1と比べるとスコアが落ちますが、発熱量が少ない利点があります。

ゲーミング用にも、普段使いにもSnapdragon870で十二分だと思います。

ちなみに、日本で正規販売されているスマホでSnapdragon870を積んでいるのは、下記2種だけです(2022年6月時点)。

  • Black Shark 4
  • Motorola moto g100

個人的には、もっと広がってもいいのになと思います。

バッテリー持ちが良い

バッテリー持ちが非常に良く、スリープ状態だとバッテリーが全く減りません。驚異的です。

Chromeでウェブを閲覧していても、バッテリーはなかなか減りません。

バッテリー満タンの状態から、勝利の女神NIKKEで遊んだところ、5~6時間ほど遊べる感じです。さすがにゲームはバッテリー消費が激しいですが、長く遊べる方だと思います。

勝利の女神NIKKEなどのゲームで遊んだ後、アプリを閉じても電池消費が大きくなる時があります。

スマホ本体を再起動をすると直ります。

DSDVで4大キャリア対応

SIMトレーは裏表でnanoSIMが1枚ずつ、合計2スロット使用可能です。

DSDV(デュアル・シム・デュアル・ボルテ)に対応しています。

DSDV(デュアル・シム・デュアル・ボルテ)

SIM2枚を使用して、SIM切り替えることなく、どちらの電話番号でも着信を受けられる通信仕様です(ただし、通話中はデータ通信がOFFになる)。

Black Shark 4は4大キャリア回線に対応しています。

  • docomo
  • au
  • Softbank
  • 楽天モバイル

つまり、MVNOを含めて、日本国内向けSIMのほとんどが使用できます(docomoの5G主力バンドn79に対応していないなど、カバーできていない部分もあります)。

最近のAndroidはSIMを挿して、電源を入れるだけでAPNが自動選択されます。長らくAndroid8を使ってた筆者は、APNは手動で入れるものだと思ってたので、これには驚きました。

筆者は、povo2.0+ハッピーWi-Fi(Softbank再販型SIM)で使っています(2022年10月以前は、楽天モバイル+ハッピーWi-Fiで使ってました)。

なお、DSDVにすると4G電波しか使えなくなります(5G電波はSIM1枚の時だけ使える)。5G電波はバッテリー消費量が大きいことや、パケ詰まりの問題があるため、筆者としては4G電波で十分だと考えています。

67W高速充電(最大120Wに対応)

付属の充電器は67Wの高速充電対応です。

67W充電器での充電時間は、50分強でした(0%~100%のフル充電)。

残量50%からの充電だと、15分前後で100%になります。

スマホでできることはたくさんありますが、中でもゲームはバッテリー消費が激しいです。しかし、高速充電器があれば、あっという間に充電が完了するので、またゲームを楽しむことができます。

ちなみに、Xiaomi 11TやXiaomi 12T Proなどに付属している120W高速充電器にも対応しています。できればBlack Shark 4にも120W高速充電器を付けて欲しかったところです。

リフレッシュレート最大144Hz

Black Shark 4のリフレッシュレートは可変式で最大144Hzです。

ただし、144Hzに設定できるのはゲーム時のみで、普段の最大設定は120Hzです。ネットブラウザなどは120Hzで駆動するので、スクロールが滑らかに動きます。一方、動画視聴時は60Hzに自動調整されます。

タッチサンプリングレートは最大720Hz、マルチタッチで360Hzです。

トリガーボタンがかっこいい

Black Shark 4最大の特徴が「Master Trigger」です。

スマホ本体の右側面にLボタン・Rボタンがあります。物理式ボタンです。

ボタン隣のスライドスイッチがOFFだと、トリガーボタンは格納されています。

スライドスイッチをONにすると、ボタンがポップアップします。

スマホの状態(電源ON/OFF、スリープ)に関わらず、スライドスイッチのON/OFFが可能です(ボタンもスライドスイッチに合わせて動きます)。

スマホの画面が点いていれば、スライドスイッチのON/OFF時に、ショットガンのリロード音(ポンプスライド音)が鳴ります。カッコいいので、理由もなくスライドスイッチをON/OFFしてしまいます。

Master Triggerは、どちらかと言えばFPSゲーム専用のボタンです。筆者はスマホでFPSゲームしないんですけど(なぜ買った)。

ゲームでなくても、各種アプリごとにトリガーに機能を割り当てて使用できますが、あまり有用な使い方は見つけられてません。

例えば、chromeでは上下へのスワイプ機能を設定できます。ページ送りに使えるかと思いましたが、高速でスクロールされてしまい、微調整も効きません。

ゲーム以外で使うのは難しそうです。

カメラの画素数は固定

標準のカメラアプリは、撮影アスペクト比ごとに画素数が固定されています。

  • 1:1(3000×3000)
  • 3:4(3000×4000)
  • 9:16(2250×4000)

操作が単純なのは利点ですが、写真サイズが大きいため、ストレージを圧迫しそうです。

写真データをやり取りする際は、リサイズアプリが必須です。

カメラは3眼です。写真は3つの撮影モードが使用できます。

  • 標準モード
  • 超広角モード
  • マクロモード

近年のAndroidスマホは画素数が固定されているのが普通なようです。

少なくともAndroid8の時のスマホまでは、アスペクト比ごとに複数の画素数が用意されていたので、ちょっと不便です。

WidevineはL3

WideVineレベルはL3です。

そのため、NetFlix・Amazon Primeでは、HD(720p)以上での再生ができません。

ハイエンド並みのスマホなので、L1に対応していてほしかった。まぁ、筆者はどちらも見ないんですけど。

NetFlixユーザー、Amazon Primeユーザーには死活問題かもしれません。

ATOKは非搭載

ASUSで軒並み標準搭載されているATOKは、Black Shark 4では非搭載です。

標準キーボードはGboardです。

筆者はフリック入力なので、それほど痛手ではありません。昔使っていた機種(Huawei Nova Lite)の時に比べると、入力レスポンスも改善されていました(CPUパワーの違い?)。

ただ、ひらがな入力後から英数への直接変換ができないので、それは不便かなと思います。

microSDは非対応

Black Shark 4はmicroSDカードスロットがなく、非対応です。

これまで筆者のスマホはmicroSDカードが使える機種にしていました。

しかし、保存データのほとんどが写真でした。たくさん撮影するわけでもないので、容量はほとんど使用しません。

そのため、microSDカードが使えなくても問題ないと割り切りました。

設定メニュー:Xiaomi系が初めての人は迷う

Black Shark 4はAndroid OSを基にしたカスタムOS「JOY UI(ジョイ・ユーアイ)」を搭載しています。

そのため、「JOY UI 12.5」なら、ベースはAndroid11ですが、一般的なAndroidやASUSの「Zen UI」とは、設定メニューの並びや構成がかなり異なります。ZenFoneで慣れた筆者は、目当てのメニューが見つからず、初め苦労しました。

ちなみに、XiaomiのカスタムOS「MIUI(ミー・ユーアイ)」は、「JOY UI」とは姉妹にあたります。

そのため、Xiaomiのスマホに慣れた人は、Black Shark 4もそれほど戸惑わないと思います。ただし、メニューの並び方など細かい部分はXiaomi MIUIと異なります。

バッテリー

下から10段目「Performance Manager」→「バッテリーとパフォーマンス」から閲覧できます。

データ使用量

上から7段目「接続と共有」→「データ使用量」から閲覧できます。

画面右上の⇆(メニューボタン)から、モバイルデータ使用量・Wi-Fi使用量を切り替えることができます。

また、2行目の「~データ使用量:○○GB」の部分はボタンになっていて、タップすることにより参照範囲を変更することができます(昨日・今日・先月・今月)。

アプリ名と使用量が横棒グラフで表示されます。

ただし、Androidで一般的な、データ使用量の推移グラフは表示できません。

ジェスチャーモードへの変更

上から12段目「ホーム画面」→「システムナビゲーション」と開きます。

システムナビゲーションで「ジェスチャー」を選択します。

ナビゲーションボタンの配置変更

上から12段目「ホーム画面」→「システムナビゲーション」と開きます。

システムナビゲーションで「ボタン」を選択します。

下に出てきた「ミラーボタン」の項目をON/OFFで切り替えれます。「戻るボタン」と「アプリ一覧ボタン」の位置を入れ替えることができます。

ボタンのショートカット

下から8段目「追加設定」→「ボタンのショートカット」から設定できます。

カメラ起動、スクリーンショット撮影などを、各ボタンに割り振ることができます。

ZenFoneのように、「■ボタン押しっぱなしでスクリーンショット撮影」の設定が可能です。

ダブルタップでのスリープ解除・画面オフ

上から8段目「常時オンディスプレイとロック画面」→「ダブルタップしてスリープ解除または画面をオフにする」で設定できます。

ただし、ホーム画面をダブルタップしても画面オフにはなりません

ダブルタップでの画面オフが機能するのは、待ち受け画面だけです。

テザリング(ポータブルホットスポット)

上から7段目「接続と共有」→「ポータブルホットスポット」から設定が可能です。

デュアルアプリ

下から9段目「アプリ」→「デュアルアプリ」で設定が可能です。

「デュアルアプリ」はアプリを複製する機能です。

SIMを2枚挿して使っているときに効果を発揮します。

例えば、LINEを複製すれば、2枚のSIMそれぞれの電話番号でLINEを使うことができます。

セカンド・スペース

下から6段目「特別な機能」→「セカンドスペース」から設定できます。

「セカンドスペース」は、スマホにもう1つのスペースを作る機能です。具体的に言うと、スマホの中に、もう1台のスマホを作ります。

スマホは1台ですが、2台の別々のスマホとしてWebやアプリから認識されます。

2つのスペースは「スペース切替アプリ」や「指紋での切替設定」などによって、随時切り替えることができます。

まとめ

ハイエンドクラス(フラグシップではない)のスペックながら、ハイエンド市場平均(だいたい12万円)の半額くらいで買えてしまいます。コストパフォーマンスは抜群です。

物理式のトリガーボタンを搭載している機種は珍しいので、所有欲も満たしてくれます。

細かなところを見ると至らない点もありますが、事前にイメージしていた通りの使い心地で大変満足です。

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