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最強レベルのゲーミングスマホ REDMAGIC 10S Pro実機レビュー:ゼンレスゾーンゼロがヌルヌル動く

久しぶりにワクワクするスマホです。いい買い物ができました。

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購入の決め手

ゲーム「ゼンレスゾーンゼロ」でショルダートリガーを使いたくて、REDMAGIC 10S Proを自費で購入しました。

筆者が所有していたスマホは以下の3台ですが、このうちBlack Shark 4だけがショルダートリガーを搭載しています。

  • Xiaomi Black Shark 4
  • ASUS Zenfone 9
  • POCO F6 Pro

しかし、Black Shark 4のCPUはSnapdragon870なので、ゼンレスゾーンゼロを快適に遊ぶのは厳しくなりました。かといって、ショルダートリガーを積んでいないZenfone9やPOCO F6 Proでは操作スキルが落ちるので、モチベーションも上がりません。

最近のスマホでショルダートリガーを搭載したモデルは絶滅危惧種に近く、かつSnapdragon 8 Eliteシリーズを搭載しているのはREDMAGIC 10シリーズのみです。7月30日にSnapdragon 8 Elite Reading Versionを搭載した最新機種REDMAGIC 10S Proが発売されたので購入しました。

以前のゼンレスゾーンゼロは、Snapdragon870で大きな問題もなく動作していました。しかし、2025年7月に更新されたバージョン2.0以降、CGの描画リソースやエフェクトが増えたため、戦闘中を含めてカクツキや大きなラグが発生するようになりました。

2025年8月時点でのゼンレスゾーンゼロの推奨CPUは、Snapdragon 8 Gen 1以上になっています。ただし、後ほど記述しますが、満足に遊ぼうとするとSnapdragon 8 Gen 1でも不十分だと思います。

今回購入したモデル

REDMAGIC 10S ProのNightfallを購入しました。RAM:12GB、ストレージ:256GBのブラックカラーモデルです。上位機種に比べるとRAM容量とストレージ容量が小さくなりますが、そのぶん少しリーズナブルに入手できます。筆者には必要十分だと考えました。

機種名REDMAGIC 10S Pro
カラーNightfall
CPUSnapdragon 8 Elite
Reading Version
RAM12GB
ストレージ256GB
OSREDMAGIC OS 10.5
(Android 15.0)
本体サイズ6.8インチ
ディスプレイ2688×1216
有機EL
本体寸法高さ:163.42mm
幅:76.14mm
厚さ:8.9mm
重量229グラム
上位機種に比べるとシンプルなデザインです

ショルダートリガーはタッチ式

REDMAGIC 10S Proのショルダートリガーはタッチ式を採用しています。

タッチパッド式ショルダートリガー搭載。上記画像はLトリガー側。

これまでに使っていたBlack Shark 4は物理ボタン式トリガーショルダーなので、タッチ式へと移行することになります。

機種Black Shark 4REDMAGIC 10S Pro
ショルダー
トリガー
物理ボタン式タッチセンサ式
待機時ボタンの上に
軽く指を乗せる
指はセンサから
浮かせた状態
操作時指を引いて
ボタンを押す
指でセンサを
タッチする

今回の機種変更の一番の懸念点だったのですが、実際に使ってみると大して違和感はありませんでした。デイリーの戦闘を1戦こなす間に慣れました。

REDMAGIC 10S Proのショルダートリガーは感度がとても良く、指がタッチセンサーに触れれば確実に作動します。

機構が違えば使い勝手は異なるはずなのに、それほど差異を感じないのが不思議でしたが、タッチセンサの作動精度の高さによるものなのかもしれません。

ゼンレスゾーンゼロが快適に動く

画質も綺麗

REDMAGIC 10S ProはCPUに「Snapdragon 8 Elite Reading Version」を搭載しています。

これはSamsung Galaxy S25シリーズ(の一部)に搭載されている「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」と同じCPUです。標準である「Snapdragon 8 Elite」をブーストクロックしたCPUになります。2025年8月1日時点でAndroid最強のCPUです。

至極当然なのですが、ゼンレスゾーンゼロがめっちゃスムーズに動きます!

REDMAGIC 10S Proでゼンレスゾーンゼロを遊んだ時のデフォルト設定は「グラフィック高・フレームレート30」で、無論スムーズに動きます。バッテリー消費も少ないため、ゲームを遊ぶだけなら十分です。

ここからフレームレートを60にしても、フレームレート60ほぼ張り付きでヌルヌル動きます。凄い!

ゼンレスゾーンゼロがスムーズに遊べるようになって最高に嬉しいです。

ちなみに、ゼンレスゾーンゼロはREDMAGIC 10S Proのフレーム補間に対応しているので、フレームレート120で遊ぶこともできます。ただし、バッテリー消費が目に見えて激しくなるので、そこまでのフレームレートが欲しいかは人によりけりだと思います。

他のホヨゲーは分かりませんが、ゼンレスゾーンゼロは要求される端末性能がとても大きく感じます。

バージョン2.0以降はPOCO F6 Pro(Snapdragon 8 Gen 2)でも、たまにカクつきます(デフォルトの映像設定)。ちょっと時間が経ったとはいえ、2023年のフラグシップCPUなのに…。

Snapdragon 8 Gen 3は持っていないので何とも言えませんが、ゼンレスゾーンゼロをスマホで満足に遊ぼうとすると、Snapdragon 8 Elite系が必要なんだと知りました

冷却ファン搭載でゲームをしても発熱は控えめ

冷却ファン作動中はライトアップします。手前のスリットが排気側です。

REDMAGIC 10S Proは冷却ファンを搭載しています。任意でON/OFFできますが、ゲーム中は冷却ファンが稼働するようデフォルトで設定されています。

この冷却ファンのおかげで、ゼンレスゾーンゼロをREDMAGIC 10S Proデフォルト映像設定(グラフィック高、フレームレート30)で1時間程度遊んでみても、スマホ本体はさほど熱くなりません。

他のスマホだと30分程度でもアチアチになります。REDMAGIC 10S Proの冷却ファンの効き目は抜群です。

バッテリーの持ちも良い

現状最高性能のSnapdragon 8 Elite Reading Versionですが、意外とバッテリーの持ちも良いです。

以下の条件でゼンレスゾーンゼロを計30分遊んだところ、バッテリーは5%減でした。

  • グラフィック高、フレームレート30(REDMAGIC 10S Pro標準設定)
  • 零号ホロウ10分⇒ファンタジィ・リゾートで釣り15分⇒イベントでサーフィン5分

単純計算すると、バッテリー満タンから10時間くらい遊べることになります(?!)。

ただし、下記理由もあるので、参考程度にお願いします

今回の遊び方は戦闘パートが少なめなので、戦闘中心に遊ぶとバッテリー消費は増えるかもしれません。また、フレームレートを60に上げると、間違いなくバッテリー消費は増えます。

また室内ということと、筆者のクセもあって、ディスプレイバックライト光量は絞っています。ディスプレイバックライトを明るくすると、バッテリー消費は増えるかと思います。

メリット(良い点)とデメリット(あと一歩な点)

メリット(良い点)

  • Snapdragon 8 Elite Reading Versionによる最高の処理性能
  • ショルダートリガー搭載
  • ディスプレイレートは最高144Hzに対応
  • 冷却ファン搭載
  • ゲームによっては画質アップコンバートやフレーム補間に対応
  • アンダーディスプレイインカメラ搭載(バックライトOFFだとカメラ位置が分からないレベル)
  • イヤホンジャック搭載
  • 最大100Wの高速充電に対応
  • ゲーム起動時は背面ライト・ショルダートリガー・冷却ファンが光る(OFFにもできる)
  • 指紋認証と顔認証の両方に対応
  • おサイフケータイ対応(筆者は使わないけど)

ショルダートリガーを搭載した最高性能のゲーミングスマホとしての利点が光ります。

バリバリのゲーミングスマホなのに「おサイフケータイ」が使えるという意外な利点もあります。

デメリット(あと一歩な点)

  • スピーカーの音質がもう一歩
  • スマホが大きくて重い(カタログスペック:229グラム)

スピーカーの音質がやや貧弱なところがとても惜しいです。音量を上げると、音が割れ気味になります。ここを強化してくれたら最強だった。

あとは、スマホ自体が大きくて重いことでしょうか。カタログスペックで229グラムあり、ずっしりしています。人によっては「持ち運ぶのが重い」という方も居られるかと思います。

購入したら行いたい設定

REDMAGIC 10S Proは撮影した画像にウォーターマーク(ロゴの透かし)が入るよう、デフォルトで設定されています。解除した方が良いと思います。

写真のウォーターマークを解除する

REDMAGIC 10S Proは写真のウォーターマーク(ロゴの透かし)がデフォルトでONになっています。ほとんどの人は必要ないと思うので、OFFにしておきましょう。

カメラアプリを立ち上げて、右上の「v」をタップします。

左上の「詳細設定」をタップします。

「ウォーターマーク」をタップします。

ウォーターマークがONになっているので、右側のトグルスイッチをタップします。

ウォーターマークがOFFになりました。これでOKです。

ゲーム中スクショのウォーターマークを解除する

REDMAGIC 10S Proはゲーム中に撮影したスクリーンショットにもウォーターマーク(ロゴの透かし)が入るようになっています。以下、解除の仕方です。

右側面の赤いスイッチ(競争ボタン)を電源ボタン側へスライドして、ゲームスペースを起動します。

赤いスイッチをスライドして、ゲームスペースを起動します。

ゲームスペースはAndroidに搭載された機能で、ゲームアプリを管理できます。

ゲームスペース右上、アカウントアイコンをタップします。

各種設定が表示されます。メニューの下の方にある「レッドマジックのウォーターマーク」をタップします。

右側の「レッドマジックのウォーターマーク」がONになっているので、トグルスイッチをタップしてOFFにします。

「レッドマジックのウォーターマーク」がOFFになりました。

まとめ

REDMAGIC 10S Proは「おサイフケータイ」対応により普段使いも強化された、高性能ゲーミングスマホです。フレームレート60にしてもゼンレスゾーンゼロがスムーズに動く上に、ショルダートリガーが使えるのがセールスポイントだと思います。

なお、ゼンレスゾーンゼロの場合は専用機能によりフレームレート120に上げることもできます。ちょっと化け物じみた性能です。

Snapdragon 8 Elite系を搭載した他社製ゲーミングスマホと比べるとリーズナブルに入手できる上、トリガーショルダーも違和感なく使えたので、久しぶりにいい買い物をしたと思えるスマホでした。

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