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Intel第12世代モバイルCPUはどれを選べばいいのか? スペックをざっくり比較

Intelのホームページから、Intel第12世代モバイル用CPUのスペックを調べました。

Intel第12世代モバイル用CPUのスペックをざっくり把握して頂けるかと思います。

Intel(インテル)ホームページ
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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末尾H:クリエイター/ゲーミング用

CPU名コア数スレッド数Pコア数Eコア数最大
周波数P
(GHz)
最大
周波数E
(GHz)
グラフィックグラフィック
EU数
定格電力
(W)
最大電力
(W)
i9-12900HK1420685.03.8IrisXe9645115
i9-12900H1420685.03.8IrisXe9645115
i7-12800H1420684.83.7IrisXe9645115
i7-12700H1420684.73.5IrisXe9645115
i7-12650H1016644.73.5Intel Core UHD6445115
i5-12600H1216484.53.3IrisXe804595
i5-12500H1216484.53.3IrisXe804595
i5-12500H1216484.53.3IrisXe804595
i5-12450H812444.43.3Intel Core UHD484595

i7・i9で最大115W、i5で最大95WとデスクトップCPU並の電力を誇ります。

下記の2つはIrisXeグラフィックスを搭載していません。他の末尾H型番に比べ内蔵GPU瀬能で劣ると思います。また、CPUのコア数・スレッド数も周りに比べて劣ります

  • Core i7-12650H
  • Core i5-12450H

また、IrisXeグラフィックスを搭載していても、i7とi5ではグラフィックEU数に16基の差があります(i7:96基、i5:80基)。

そのため、CPU内蔵のGPU性能はi7の方が高めになると思います。

クリエイター/ゲーミング用CPUはdGPUの使用が前提

クリエイター/ゲーミング用パソコンは高いグラフィック性能が求められるため、dGPUの使用が前提になります。

そのため、CPU内蔵のグラフィック性能は重視しなくて大丈夫かと思います。

コア数・スレッド数の違いだけは把握しておきましょう。

末尾P:ハイパワーモバイル?

CPU名コア数スレッド数Pコア数Eコア数最大
周波数P
(GHz)
最大
周波数E
(GHz)
グラフィックグラフィック
EU数
定格電力
(W)
最大電力
(W)
i7-1280P1220684.83.6IrisXe962864
i7-1270P1216484.83.5IrisXe962864
i7-1260P1216484.73.4IrisXe962864
i5-1250P1216484.43.3IrisXe802864
i5-1240P1216484.43.3IrisXe802864
i3-1220P1012284.43.3Intel Core UHD642864

Intel第12世代モバイル用CPU最大の目玉とも言えるCPUです。

モバイル用ながら、定格28W・最大64Wという高出力を誇ります。

i3-1220Pのみ、IrisXeグラフィックスを搭載しません。他に比べてGPU性能は低くなると考えられます。

CPUのコア数・スレッド数も他に比べて劣ります。CPU性能・GPU性能を重視するなら、Core i3-1220Pは避けた方が無難です。

また、IrisXeグラフィックスを搭載している型番でも、グラフィックEU数よりi7とi5にGPU性能差が出ると考えられます。(i7:96 > i5:80)

末尾PのCPUは、dGPU未装備のノートパソコンも多くなると思います。

少しでもグラフィック性能が高い方がいいなら、Core i7を積んだノートパソコンを購入した方がいいと思います。

末尾U その1:モバイル15Wモデル

CPU名コア数スレッド数Pコア数Eコア数最大
周波数P
(GHz)
最大
周波数E
(GHz)
グラフィックグラフィック
EU数
定格電力
(W)
最大電力
(W)
i7-1265U1012284.83.6IrisXe961555
i7-1255U1012284.73.5IrisXe961555
i5-1245U1012284.43.3IrisXe801555
i5-1235U1012284.43.3IrisXe801555
i3-1215U68244.43.3Intel Core UHD641555

末尾Uのモバイルモデルは、消費電力により2種類に分かれます。

こちらは定格消費15Wのモデルです。

Core i3-1215UのみIrisXeグラフィックス非搭載となっています。また、コア数・スレッド数も他に劣ります。

i5とi7におけるグラフィックEU数の差異も、他型番と同じです(i7:96 > i5:80)。

少しでもグラフィック性能を重視するなら、Core i7です。

末尾U その2:モバイル9Wモデル

CPU名コア数スレッド数Pコア数Eコア数最大
周波数P
(GHz)
最大
周波数E
(GHz)
グラフィックグラフィック
EU数
定格電力
(W)
最大電力
(W)
i7-1260U1012284.73.5IrisXe96929
i7-1250U1012284.73.5IrisXe96929
i5-1240U1012284.43.3IrisXe80929
i5-1230U1012284.43.3IrisXe80929
i3-1210U68244.43.3Intel Core UHD64929

こちらは末尾Uのモバイルモデルのうち、定格消費9Wの省電力仕様です。

やはりCore i3-1210Uだけ、コア数・スレッド数・搭載グラフィックで他のモデルに劣ります

i5はグラフィックEU数においてi7に劣るのも同様です。

少しでもグラフィック性能を重視するならi7です。

しかし、定格9Wのモデルはそもそも省電力ですので、それほど性能差は出ないかもしれません。

Pentium/Celeron:廉価モデル

CPU名コア数スレッド数Pコア数Eコア数最大
周波数P
(GHz)
最大
周波数E
(GHz)
グラフィックグラフィック
EU数
定格電力
(W)
最大電力
(W)
Pentium 850556144.43.3Intel Core UHD481555
Celeron 73055614定格1.1定格0.9Intel Core UHD481555
Pentium 850056144.43.3Intel Core UHD48929
Celeron 73005614定格1.0定格0.7Intel Core UHD48929

PentiumとCeleronは、Intel Core iの下位CPUです。

Intelの発表では、末尾UのCPUと一緒に紹介されていましたが、ここでは分けました。

リストの上2つが定格15Wの型番で、下2つは定格9Wの型番となっています。

いずれもIrisXeグラフィックスは搭載しないため、GPU性能は期待できません。

また、CeleronはCPUコアのターボブーストがありません。Pコア・Eコア共に定格で動きます。

昔に比べるとPentium/Celeronは良くなった

昔のPentium/Celeronに比べると、現在のモデルはかなり高性能です。

2017年以降に販売されたGemini Lake世代から、Pentium/Celeronの4コア(クアッドコア)モデルの性能が上がりました(Celeron N4100、Pentium Silver N5000など)。

その後継であるJasper Lakeを経て、第12世代ではPentium/CeleronもAlder Lakeに統合されています。

そのため、今回のPentium/Celeronもネットブラウジング程度なら、そこそこ動くと予想します。

そういう役割のサブノートパソコンとして、Pentium/Celeronはうってつけです。

ただし、RAM8GB以上でストレージにSSD搭載が前提です。特にストレージがHDDだと動作が遅くなりますのでご注意ください。

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