「マネーフォワードME」から「Zaim」への家計簿データ移行方法

家計簿アプリのデータ移行をしたので、記事にしました。

うまく行かずに悩んだところもありましたが、自己解決できたので、やり方を載せています。

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なぜZaimへ移行したのか

下記理由のためです。

  • マネーフォワードMEの無料会員は、直近1年間の家計簿データしか見れないから(有料で使う気がなかった)。
  • Zaimは無料会員でもデータインポートが利用できるから(ただし、会員区分に限らず、サポート対象外)。

「サポート対象外」を要約すると「機能は残してあるけど、Zaimとしてはサポートできないから、使うなら自力で何とかしてね」という意味になります。

「そんなの酷い」と思う方もいるかも知れませんが、インポート機能があるだけでも、ありがたいです。家計簿アプリダウンロード数3強(らくな家計簿・マネーフォワードME・Zaim)の中で、家計簿データインポートが無料会員で利用できるのはZaimだけです。

マネーフォワードMEは無料・有料に関わらず、インポート機能自体が廃止されました。

らくな家計簿のインポート機能は有料会員限定です。

データ移行に必要なもの・こと

Windowsパソコン

「マネーフォワードME」も「Zaim」も、スマホアプリはデータの入出力に対応していません。

パソコンのブラウザから各アプリへログインして、作業する必要があります。

Macパソコンでも作業できるとは思いますが、筆者は未所持のため未検証です。

デスクトップ版Microsoft Excel

Excelのマクロ機能を使用しますので、デスクトップ版のMicrosoft Excelが必要です。

下記いずれのバージョンでも構いません。

  • デスクトップ版Excel単体
  • Office Personal
  • Office Home and Business
  • Office Professional

マクロ機能が使用できないOffice Online等では作業ができません。

このExcelを使うため、やはりパソコンは必須です。

マネーフォワードMEへの有料会員登録

マネーフォワードMEで家計簿データをエクスポートするには、有料会員への登録が必要です。

有料会員を初めて利用するアカウントの場合、1ヶ月間無料で登録できます。

有料会員登録はスマホアプリからできます。

Androidスマホの場合、支払いはGoogle Playを経由します(iPhoneは未所持のため、わかりません)。

定期購入の扱いになるので、有料会員登録時に支払い方法を指定する必要があります。

Google Playの残高を確保しておくか、クレジットカードなどの支払い方法を登録する必要があります。

作業手順

たこぶつさんのホームページを見ながら作業しました。

今回のケース以外にも、様々な家計簿アプリの移行について網羅されています。

マジ凄いです(語彙力)。

たこぶつの家計簿アプリ研究所
家計簿アプリ間で相互にデータを変換する方法を研究するブログです。

具体的には、下記のページを読んで作業しました。

たこぶつの家計簿アプリ研究所:家計簿アプリ間データ変換ツール「MFFマクロ」公開中
https://takobutsu.blogspot.com/p/mff.html

たこぶつの家計簿アプリ研究所:マネーフォワードMEからダウンロードしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する
https://takobutsu.blogspot.com/2020/07/moneyforward004.html

たこぶつの家計簿アプリ研究所:Zaimに他の家計簿アプリから変換したデータをアップロードする
https://takobutsu.blogspot.com/2020/07/zaim006.html

家計簿データの移行作業は、大きく以下5つのトピックに分かれます。

  • マネーフォワードMEから家計簿データをエクスポートする
  • MFFマクロExcelファイルを作成する
  • カテゴリーリストファイルを作成する
  • エクスポートデータの変換作業
  • Zaimへのインポート

以下の3つのファイルを準備して、Zaimへのインポート用ファイルを作ります。

  • エクスポートした家計簿データのまとめ
  • MFFマクロExcelファイル
  • カテゴリーリストファイル

マネーフォワードMEから家計簿データをエクスポートする

家計簿データのエクスポート

マネーフォワードMEの家計簿データをエクスポートします。

エクスポートが利用できるのは有料会員のみです。先に書いたように、そのアカウントでの有料会員登録が初めてなら、1ヶ月無料になりますので利用しましょう。

また、家計簿データのエクスポートは、1ヶ月分ずつしかできません。

複数月に渡る場合は、その月の分だけエクスポート作業を繰り返す必要があります。

作業としては、まずパソコンのブラウザからマネーフォワードMEへログインします。

「家計」のタブを開き、家計簿データをエクスポートしたい月を選びます。

ページ下の方にある、「家計簿データの出力(Excel、CSV形式対応)」の「ダウンロード」ボタンを押します。

「CSVファイル」と「Excelファイル」の選択肢が出てきます。選んだ方の様式で、データがダウンロードできます。

ダウンロードはどちらの様式でも構いません。

ただし、このデータはCSVファイルとしてExcelに読み込んで使いますので、1ヶ月分のデータだけでよいならCSVファイルを指定した方が早いです。

データが複数月にわたる場合は、Excelでの編集が必要になりますので、Excelファイルでエクスポートした方が作業しやすいかも知れません。

家計簿データが複数月にわたる場合は1つにまとめる

マネーフォワードMEからエクスポートした家計簿データが、複数月にわたる場合は、そのデータを1つのファイルにまとめておく必要があります。

エクスポートしたデータを1つずつExcelで開いて、地道にコピー&ペーストを繰り返して1つのデータにまとめます。

まとめた家計簿データをCSVで保存する

複数月にわたる家計簿データを1つにまとめたら、CSVでファイルを保存します。

ファイルは「CSV(コンマ区切り)」で保存してください。

(「CSV UTF-8(コンマ区切り)」で保存すると、後々の作業で文字化けしてしまいます)

MFFマクロExcelファイルを作成する

MFFマクロExcelファイルの作成

たこぶつさんの下記ページに、MFF(むふふ)マクロのコードが載っています。

MFFマクロの導入法と使用法
家計簿アプリ相互間データ変換ツール「MFFマクロ」をMicrosoft Excelに導入する方法、および使用方法について解説している。MFFマクロは、Excelのクイックアクセスツールバーに登録したアイコンをクリックすることで、そのときのワークシートの状態に応じた動作をするようになっている。

エクスポートした家計簿データを、インポート用のデータへ変換するためのマクロ(正確にはVBAコード)です。

これを使って、MFFマクロを搭載したExcelファイルをつくります。

上記ページリンクのMFFファイルをブラウザで開き、全コードをコピーして、メモ帳などへ貼り付けます。

次に、メモ帳に貼り付けた全コードをコピーします。

Excelで新規ファイルを開き、「開発タブ」の「Visual Basic」を開きます。

画面左のツリーから「VBAProject(ファイル名)」を右クリックしてメニュー開いて、「挿入」→「標準モジュール」を選びます。

標準モジュールが挿入され、開きますので、先ほどメモ帳からコピーしたコードを貼り付けましょう。

後は、「名前を付けて保存」すればOKです。

ファイル名は任意で構いません。

マクロを搭載したファイルなので、ファイルの種類は「Excel マクロ有効ブック」で保存します(これにより、ファイル拡張子は.xlsmになります)。

VBAのコードを1行追加する

筆者が利用させてもらったマクロコードはVer2.31でしたが、このままだと定義エラーによりマクロが動かない部分があるので、コードを1行追加します。

プロシージャ「Private Sub CSVファイル出力(家計簿ソフト名 As String, 文字コード As String)」のすぐに下の行に、次の一文を追加します。

Const adTypeBinary = 1

Visual Basicのモジュール内でも、「Ctrl+Fキー」で文字検索が使えますので、上記プロシージャを探すときに便利です。

コードの追加は、あくまで今回の作業のためです。

たこぶつさんのMFFマクロは非常に多機能です。コードの追加が他の機能に影響を与えないかは分かりかねます。

カテゴリーリストファイルを作成する

カテゴリーリストの作成

Zaimの勘定科目に合わせて、カテゴリーリストをExcelファイルで作ります。

ここで作ったファイル(リスト)が、Zaimへインポートする際の勘定科目になります。

以下ページは、ACFマクロに関する説明がメインですが、カテゴリーリストについての説明と作り方が載っています。

ACF機能の動作と操作法
家計簿アプリ相互間データ変換ツール「MFFマクロ」には、口座名称および費目を変換する操作を支援する「ACF」機能を備えている。一種の学習機能により、家計簿アプリの費目構成に合致したデータをCSVファイルとして出力することができる。

作成したカテゴリーリストをCSVで保存する。

カテゴリーリストが完成したら、「CSV(コンマ区切り)」で保存します。

ファイル名は

Zaimカテゴリーリスト

で保存してください(拡張子を含めると、”Zaimカテゴリーリスト.csv”というファイル名になります)。

ちなみに…。

誤って「CSV UTF-8(コンマ区切り)」で保存すると、後々マクロを動かした際に文字化けしてエラーが起きます。

また、ファイル名を間違えた場合もマクロが動きません。ご注意ください。

エクスポートデータの変換作業

「マネーフォワードMEから家計簿データをエクスポートする」の章でまとめたエクスポートデータを、Zaimへインポートできるデータに変換する作業です。

今回の作業の中で一番ボリュームがあり、メインとなる作業です。

CSVで保存したエクスポートまとめデータをMFFマクロで読み込む

MFFマクロExcelファイルを開いて、MFFマクロを動かします

たこぶつさんのホームページでは、マクロのショートカットを作成していますが、それが無くても動かせます。

Excelの「開発タブ」から「マクロ」を選択すると、ファイルに搭載したマクロを選んで、起動することができます。

MFFマクロを起動すると、読み込むデータを指定されるので、エクスポートデータをまとめたCSVファイルを指定します。

「マネーフォワードのデータをMFF形式に変換します」と表示されるので「はい」ボタンを選びます。

これにより、たこつぼさんが「MFF形式」と呼んでいるリストデータができあがります。

ファイルを上書き保存しておきましょう。

ACFマクロを走らせて、ACF形式へ変換する

先ほど保存したファイルと同じフォルダに、ファイル”Zaimカテゴリーリスト.csv”を入れておきます

D1セルのドロップダウンリストから”Zaim”を選びD1セルをアクティブにした状態でACFマクロを動かします

このとき「~Zaim変換リスト.csvが存在しません」というメッセージが表示されますが、無視して構いません。「OK」を選択しましょう。

これにより、たこつぼさんが「ACF形式」と呼んでいるデータリストに変換されます。

勘定科目をZaim用に調整する

マネーフォワードMEで入力した勘定科目のほとんどは、そのままZaimで使えません。

ACF形式リストでは、各データについてZaimへ移行する際の勘定科目を入力します。

黄色く塗られたセルが、Zaimへ読み込めない勘定科目です。これを入力していきます。

勘定科目の値は、ドロップダウンリストから選べるようになっています。

リストを確認しながら、Zaim用の勘定科目を選んでいきます。

なお、全データを1つずつ直していく必要はありません

ときどき、D1セルをアクティブにして、ACFマクロを動かしてください。

マクロによって勘定科目の再チェックが入ります。

このとき、Zaimの勘定科目が既に入力済みの記録については、マクロが「マネーフォワードME側の勘定科目」を自動でチェックしてくれます。

同じ内容の記録があれば、マクロがZaimの勘定科目を自動的に入力してくれます(凄い便利!)。

黄色いセルが全て水色になる(Zaimの勘定科目の入力が終わる)まで、作業を続けます。

ときどき、上書き保存をして、作業内容が消えないように進めましょう。

データをMFF形式へ再変換する

勘定科目を指定し終えたら、A1セルをアクティブにしてACFマクロを動かします

この操作により、MFF形式リストへ再変換されます。

同時に、現在使用中のファイルと同じフォルダに「Zaim変換リスト.csv」というファイルが保存されます(今回は特に使いません)。

Zaimアップロード用のCSVファイルを保存する

D1セルをアクティブにして、MFFマクロを起動します

CSVファイルの保存名を決めるよう促されます。ファイル名は任意で構いません。

ここで保存したCSVデータが、Zaimへ読み込むためのファイルです。

Zaimへのインポート

冒頭にも書きましたが、Zaimは「サポート対象外」ながら、家計簿データのインポート機能が利用できます。

このインポート機能は、無料会員でも利用することができます。

インポート機能を使用するには、パソコンのブラウザからZaimにログインしてください。

インポートのテスト用データを準備する

いきなり全データをインポートした場合、何らかのミスがあった時の修正が大変です。

そのため、インポートのテストを行うことをオススメします。

Zaimへのインポート用CSVデータをコピーで複製します。

複製したファイルを編集して、テスト用データを作成します。

例えば、初めの5行だけを残して、残りの記録を削除します。

初めの1行はカラム名(列名)が入るので、4行のレコード(記録)だけでデータインポートのテストを行います。

テストでインポートするデータの量は任意で調節してください。

あまりたくさんのデータをインポートすると、後からデータを削除するのが大変です(なぜデータを削除するかは後述)。

4件以上だとしても、少なめにした方がよいでしょう。

インポートのテストを行う

パソコンのブラウザからZaimにログインします。

画面右上の「設定」から、「ファイル入出力」を選びます。

「入力」の「Zaim の出力ファイルをアップロードする」を開きます。

「クリックしてアップロードするファイルを指定」を選ぶと、ファイル選択ウインドウが表示されます。テスト用のインポートファイルを選びます。

「アップロード」を選べば、データがインポートされます。

4行(=4件)の記録が正しくインポートされているか確認します。

インポートテストで入力したデータを削除する

Zaimのインポート機能は記録の「上書き登録」がありません

同じデータをインポートすると、記録が重複してしまいます。

そのため、インポートテストで登録した4件の記録を削除します。

インポートテストでたくさんのデータを入れた場合、記録の削除が大変です。

少ないデータでテストを行うのは、そういう理由です。

本番データのインポートを行う

インポートのテストがうまく行っていれば、本番データのインポートで失敗するリスクを下げられます。

先ほどと同じ手順で本番データをインポートします。

なお、データ量が増えるほど、インポートには時間がかかります。

「インポート完了」の旨が表示されるまでは、ブラウザを閉じたりせず待ちましょう。

インポートが終わったら、家計簿データの移行は完了です。お疲れ様でした。

マネーフォワードMEの有料会員の解除を忘れずに

家計簿データが正しく移行できて、作業にやり直しが無ければ、マネーフォワードMEの有料会員を解除しておきましょう。

登録したままにしておくと、1ヶ月毎に会員料金が徴収されてしまいます。ご注意ください。

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