引っ越しにより住所が変わったら、郵便局に転居届を出しておくと便利です。
転居届を出しておくと、1年間の間、旧住所あての郵便物等を新住所に無料で転送してくれます。
しかし、転居届を出していても、ゆうパックは転送されません。注意が必要です。
ゆうパックは転送されない!
意外と知られていませんが、「ゆうパック」は転居届で転送されません!
少なくとも一度は、宛先にある住所に届きます。
ゆうパックは「郵便物」ではなく「荷物」の扱いになります。そのため、転居届が適用されません。
荷物に気づけば転送はできる
ゆうパックは、転居届の有無に関わらず、各荷物につき1回だけ転送ができます。
これは、ゆうパックの利用案内の中に記されています。
https://www.post.japanpost.jp/img/service/you_pack/goriyou_annai.pdf?201001
ただし、ゆうパックが届いたことに気がつかないと、転送の依頼はできません。
引っ越して不在になった住所に、ゆうパックが届いても気づきようがありません。
そのため、転居届の有無に関わらず、ゆうパックは自動で転送されることはありません。
受け取れなかったゆうパックは、10日ほど郵便局で保管された後、差出人の元に戻ります。
そのほか転居届で転送されないもの
宅急便(ヤマト運輸・佐川急便など)
クロネコヤマトや佐川急便で扱う「宅急便」も、転送されません。
転送されない理由は下記によるためです。
- 日本郵便とは異なる会社のため。
- 「郵便物」ではなく「荷物」のため。
「転送不要」と書かれた郵便物
「転送不要」と書かれた郵便物は転送されません。
宛先の住所に居住が確認できない場合、郵便物は差出人に戻されます。
注意が必要です。
転送されないことを利用する
転送されない荷物がある、という点で注意が必要ですが、逆に便利なときもあります。
例えば、住居が2つある場合です。
片側の住所で転居届を出しておけば、両住居の郵便物を1か所で受け取ることができます(1年ごとに転居届を出せば、転送期間は伸ばし続けられます)。
この場合、転居届を出した住所では郵便物が受け取れなくなります。
しかし、「ゆうパック」や「宅急便」を利用すれば、転送されることなく、希望する住所で荷物が受け取れます。
インターネットのECショップで買い物をした場合でも、「ゆうパック」や「宅急便」を指定できるケースは多いです。
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