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「プログラミング教育の必修化」について思うこと

情勢的にそれどころではなくなった感もありますが、2020年度から小学校において「プログラミング教育」が必修化されます。(中学校は2021年から必修化)

その狙いについて、ザックリと書くと下記の2つになるようです。

  • コンピュータに触れて、その使い方を学ぶこと
  • 論理的思考(≒プログラミング的思考)を獲得すること

確かに、どちらも必要なことと思います。

1990年代のとある雑誌には「すぐにパソコンは無くなり、新しいデバイスに取って代わる」と書かれていました。

しかし、30年近く経った2020年でも、パソコンは無くなっていません。むしろ、スマートフォンやタブレットと共に、今後もうしばらく必要となるに違いありません。

また、問題解決力の向上のために論理的思考が有効なのは、素人目に見ても特に意義はありません。

ただ、個人的に少し思うところがあって記します。

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プログラミングへの苦手意識

私事になりますが、当方が初めてプログラミングに触れたのは、大学生の時でした。今から、ざっと15年くらい前の話です。

機械系の学科でしたが、カリキュラムの中でプログラミングが必修となっており、習わざるを得ない状況でした。

そこで初めて触れるプログラミングは「C言語」でした。

どんな授業をするかと言えば、購入したテキストを見ても良いから、先生が出した課題を解くこと。

特に解説も指導もせず、ほったらかし。

単位は取れましたが、イマイチ内容が理解できず、プログラミングに苦手意識が生まれました。

これ以降、人生でプログラミングに関わることは無いと思ってました。

6年後、プログラミングに夢中になる

大学を卒業したら就職して、社会人となりました。

会社でパソコンを使いますが、プログラミングとは無縁でした。

ところが、社会人6年目。誰に言われたわけでも無いのですが、Excelでのデータ入力・集計が面倒と思い、自動化に取り組み始めます。

初めはExcel関数だけを使っていましたが、やがてプログラミング言語であるExcelVBAに手を出し始めました。

周りに詳しい人がいないので、独学で勉強をしました。いや、勉強という意識は正しくないかもしれません。

書いたプログラムが動くのが面白くて、夢中になりました。

C言語を習ったときは、「今後、プログラミングに手を出すことは無いだろう」と思っていましたが、分からないものです。

終わりに

プログラミングに限らず、初めて学習するときの環境はとても大切だと思います。

全ての人に受け入れられる環境を作るというのに無理があるのは承知しています。

でも、分かりやすく楽しく学べるほど、その後の人生に良い影響があると思います。

プログラミング教育の必修化が、興味の芽を摘まないことを願います。

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